この記事では、Ubisoftはどこの国の会社?について書いています。
Ubisoft(ユービーアイソフト)は、「アサシン クリード」「ファークライ」「レインボーシックス シージ」など、世界中で愛されるゲームタイトルを数多く生み出してきた大手ゲームメーカーです。
壮大なオープンワールドや歴史を舞台にした作品で高い評価を受けており、ゲーマーなら一度は名前を聞いたことがあるでしょう。しかし、これほど世界的に有名なUbisoftが、どこの国の会社なのかご存知でしょうか。
今回は、Ubisoftの出身国やその歴史、代表的な製品、特徴などを詳しくご紹介していきます。
Ubisoftはどこの国?
Ubisoftはフランスのゲーム会社です。本社はパリ近郊のモントルイユ(Montreuil)に置かれています。1986年、フランス北西部のブルターニュ地方カランテック(Carantec)で、ギルモ(Guillemot)家の5人兄弟によって設立されました。現在もCEOを務めるイヴ・ギルモ(Yves Guillemot)をはじめ、兄弟たちが中心となって会社を築き上げてきました。
フランスは実はゲーム産業が非常に盛んな国で、Ubisoftはその代表格です。ヨーロッパ最大級のゲームパブリッシャーとして、世界各地に40以上の開発スタジオを展開し、従業員数は約2万人規模にまで成長しています。
Ubisoftの歴史
Ubisoftの歴史は1986年、ギルモ5兄弟がフランスのブルターニュ地方でソフトウェア販売会社を立ち上げたことに始まります。当初はイギリスのゲームソフトをフランスで流通させるディストリビューターとしてスタートしましたが、やがて自社開発にも乗り出していきます。
1995年には初の大ヒット作「レイマン(Rayman)」を発売し、ゲーム開発企業としての地位を確立しました。レイマンはプレイステーションを中心に世界的なヒットとなり、Ubisoftの名を広く知らしめるきっかけとなります。
2000年代に入ると、「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズの権利を取得してリブート作品を大成功させたほか、トム・クランシーの名を冠したシリーズ(ゴーストリコン、スプリンターセル、レインボーシックスなど)を次々と展開。そして2007年に発売された「アサシン クリード」が世界的大ヒットを記録し、Ubisoftは一気にAAA(トリプルA)パブリッシャーとしてのポジションを確立しました。
その後もUbisoftは急速にグローバル展開を進め、カナダのモントリオールをはじめ、世界各地にスタジオを設立していきます。しかし2010年代後半には、フランスの大手メディア企業ヴィヴェンディ(Vivendi)による敵対的買収の危機に直面。ギルモ家はこれに対抗し、最終的にヴィヴェンディの株式を買い戻すことに成功しました。2022年には中国のテンセント(Tencent)がUbisoftに出資し、大株主の一つとなっています。近年は業績の低迷や一部タイトルの不振が続いており、経営の立て直しが課題となっています。
Ubisoftの主な製品・シリーズ
Ubisoftは非常に多くの人気フランチャイズを保有しています。代表的なものをご紹介します。
アサシン クリード(Assassin’s Creed)シリーズ:Ubisoftの看板タイトル。歴史上の様々な時代・場所を舞台に、アサシン(暗殺者)として壮大な冒険を繰り広げるオープンワールドアクションゲームです。エジプト、ギリシャ、ヴァイキング時代の北欧、封建時代の日本など、多彩な舞台設定が魅力です。
ファークライ(Far Cry)シリーズ:広大なオープンワールドを舞台にしたFPS(一人称視点シューティング)ゲーム。熱帯の島やヒマラヤ山脈、架空の独裁国家など、毎作異なるロケーションと個性的なヴィラン(悪役)が特徴です。
トム・クランシーシリーズ:軍事・スパイ小説家トム・クランシーの名を冠したシリーズ群です。タクティカルFPSの「レインボーシックス シージ(Rainbow Six Siege)」は、eスポーツシーンでも高い人気を誇ります。そのほか「ディビジョン(The Division)」「ゴーストリコン(Ghost Recon)」などもあります。
ウォッチドッグス(Watch Dogs):ハッキングをテーマにしたオープンワールドゲーム。スマートフォンで街中のあらゆるシステムをハッキングするというユニークなゲームプレイが話題を呼びました。
レイマン(Rayman):Ubisoftの原点とも言えるプラットフォームアクションゲーム。特に「レイマン レジェンド」は高い評価を受けています。
ジャストダンス(Just Dance):体を動かして踊るダンスゲームシリーズ。カジュアル層にも人気が高く、毎年新作がリリースされる定番タイトルです。
Ubisoftの5つの特徴
Ubisoftには他のゲームメーカーにはない独自の特徴があります。ここでは5つのポイントに絞ってご紹介します。
1. オープンワールドのスペシャリスト
Ubisoftといえば、広大なオープンワールドゲームの制作で右に出る者はいないと言っても過言ではありません。「アサシン クリード」「ファークライ」「ウォッチドッグス」など、美しく作り込まれた巨大な世界を自由に探索できる作品を多数手がけています。
2. 歴史的な舞台設定へのこだわり
特にアサシン クリードシリーズでは、古代エジプト、ルネサンス期のイタリア、フランス革命時のパリ、ヴァイキング時代の北欧など、歴史的な舞台を驚くほど忠実に再現しています。「ディスカバリーツアー」と呼ばれる教育モードまで搭載するなど、歴史への敬意が感じられます。
3. 世界最大級のスタジオネットワーク
Ubisoftは世界40か国以上に開発スタジオを持つ、業界最大級のスタジオネットワークを構築しています。カナダのモントリオール、トロント、フランスのパリ、日本の大阪など、世界各地のスタジオが協力して一つの大作を制作する体制は他社にはない強みです。
4. Ubisoft Connectプラットフォーム
Ubisoftは独自のゲームプラットフォーム「Ubisoft Connect」を運営しています。PC版ゲームの購入・管理ができるほか、実績の管理やリワード(報酬)の獲得など、Ubisoftのゲームをより楽しむための機能が備わっています。
5. 長期運営型フランチャイズモデル
Ubisoftは人気シリーズを長期にわたって展開し続けるフランチャイズモデルを得意としています。アサシン クリードは2007年の初作から現在まで10作以上がリリースされており、レインボーシックス シージは2015年の発売以降、継続的なアップデートで今なお高い人気を維持しています。
Ubisoftの評判・口コミ
Ubisoftの製品について、ユーザーからはさまざまな声が寄せられています。良い評判と気になる点をそれぞれ見ていきましょう。
良い評価
- アサシン クリードの世界観や風景描写が圧倒的に美しいという声が多い
- 多様なジャンル・シリーズを展開しており、自分に合ったタイトルが見つかりやすい
- レインボーシックス シージなど、発売後も長期にわたって無料コンテンツが追加される点が好評
- 日本語対応が比較的しっかりしており、字幕・吹き替えともに楽しめる作品が多い
気になる点・不満の声
- オープンワールドゲームがどのタイトルも似たような構造(いわゆる「Ubisoftフォーミュラ」)でマンネリ感があるという指摘
- 発売直後のバグや不具合が多いことがあり、パッチ待ちになるケースが度々発生
- 過去にNFT(ブロックチェーン技術を使ったデジタル資産)をゲームに導入しようとして大きな反発を受けた
- 一部タイトルでアップデートが突然打ち切られることへの不満
日本でUbisoftのゲームを遊ぶ方法
Ubisoftのゲームは日本でも幅広いプラットフォームで楽しむことができます。
家庭用ゲーム機:PlayStation 5/4、Xbox Series X|S/One、Nintendo Switchで多くのタイトルが発売されています。各ストア(PlayStation Store、Microsoft Store、ニンテンドーeショップ)からダウンロード購入が可能です。パッケージ版も家電量販店やAmazonなどで購入できます。
PC:Ubisoft独自のプラットフォーム「Ubisoft Connect」のほか、Steam、Epic Games Storeでも多くのタイトルが配信されています。セール時には大幅な割引が行われることも多いので、チェックしてみるとよいでしょう。
日本語対応:Ubisoftは日本市場への対応にも力を入れており、主要タイトルのほとんどが日本語字幕に対応しています。アサシン クリードやファークライなどの大型タイトルでは日本語音声(吹き替え)にも対応しているものが多く、言語面での心配は少ないでしょう。
サブスクリプション:「Ubisoft+」というサブスクリプションサービスに加入すると、Ubisoftの最新タイトルを含む多数のゲームを定額で遊ぶことができます。まずは気軽に試してみたいという方にはおすすめです。
まとめ
Ubisoftはフランスのゲーム会社で、1986年にギルモ5兄弟によってブルターニュ地方で設立されました。現在はパリ近郊のモントルイユに本社を構え、世界40か国以上にスタジオを展開するグローバル企業です。
「アサシン クリード」「ファークライ」「レインボーシックス シージ」など、数々の人気フランチャイズを生み出し、特にオープンワールドゲームの制作では業界をリードする存在となっています。歴史的な舞台設定へのこだわりや長期運営型のフランチャイズモデルは、Ubisoftならではの大きな魅力です。
近年は経営面での課題も指摘されていますが、長い歴史の中で培われた開発力とIPの力は健在です。日本でもPS5やSwitch、PCなど幅広いプラットフォームで遊べますので、興味のある方はぜひUbisoftのゲームを体験してみてください。

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